お客様とともに With Customers
私たちが目指すのは、利益を得るためだけに販売するのでなく、お客様とともに成長するために製品をつくり販売するという姿勢です。そのためには、こまやかなアフターサービスを継続すること、製品が使用されている現場の声を聴き小さなニーズを集めながら、製品開発へと展開していくことが大切だと考えます。
また、製品のライフサイクルアセスメントにのっとり、製品提供からアフターフォロー、廃棄までをサポートすることで、環境負荷低減を目指しています。
三社電機グループが目指す姿
Global Power Solution Partner
お客様の声を聴き、ソリューションの期待に応えるパートナーであり続けること。
ソリューション提案
当社グループは、高電圧・大電流に対応できるパワー半導体をウエハ加工からパッケージ組立まで、また、電源機器では回路基板等の開発・設計から組立までの一貫生産を行っているため、高効率や安全性などの視点からお客様に最適なご提案ができます。
中期経営計画では、電源機器事業の重点施策の一つにパワーコンディショナー単体だけでなく、蓄電池やネットワーク機能などを組み合わせたシステム提案を推進することを掲げています。当社グループの強みの一つである柔軟性の高い開発力・製造力を活かしたシステム提案で、お客様の課題解決に貢献します。
トータルソリューションサービスで電源機器の安心・安全を提供
三社電機グループの保守サービス会社である株式会社三社ソリューションサービスは、「電源設備の安定稼働を支えるサービスを提供する」という方針のもと、電源機器設備の据付工事をはじめ、運用・保守・更新までのワンストップ・サービスでお客様のニーズにお応えしています。
三社ソリューションサービスでは、中期経営計画で4つの重点施策に取り組み、三社電機グループのトータルソリューションサービスの充実を図っています。
主なお客様(敬称略・五十音順)
- 官公庁および公共サービス会社
- 各自治体
- 警察庁・各管区警察局
- 高速道路会社各社
- 国土交通省・各地方航空局
- 国土交通省・各地方整備局
- 国公私立学校
- JR各社
- 電力各社
- 防衛省
- 民間企業
- AGC株式会社
- LG グループ各社
- 京セラ株式会社
- SAMSUNGグループ各社
- JFEグループ各社
- ソニーグループ各社
- ダイキン工業株式会社
- 東芝グループ各社
- トヨタ自動車グループ各社
- 日産自動車グループ各社
- 日本製鉄グループ各社
- 日本電気硝子株式会社
- 日本板硝子グループ各社
- パナソニックグループ各社
- 日立製作所グループ各社
- ファナック株式会社
- 本田技研工業グループ各社
- マツダグループ各社
- 三菱自動車グループ各社
- 三菱重工業株式会社
- 三菱電機グループ各社
- 株式会社安川電機
- EFD INDUCTION A.S.
- 九牧集団有限公司
- 美的集団股份有限公司
代理店(パワー半導体)
コミュニケーション円滑化のため、代理店で「SanRex 会」を結成。パートナーシップを強固にすることで、お客様満足度の向上に努めています。
品質の向上の取り組み
当社グループの品質管理は、お客様満足と社会的価値向上を実現することを重視しています。製品の機能や操作性などの仕様を達成するだけでなく、安全性・環境性能・寿命・保守性なども適切に管理し、より高い価値を生み出せるよう努めています。品質管理は全社組織で行われ、管理サークルを通じて品質改善活動を継続的に行っています。
重要な特長の一つは、パワー半導体とそれを用いた電源機器の両事業間でシームレスな情報共有ができることです。これにより双方の販売活動や開発設計に加えて品質保証やアフターサービスにも適切に対応できる技術を有しています。
また、商品の企画から、開発、設計、製造、アフターサービスまですべての段階で品質に注力し、各セクションが検出する品質情報を必要な部門にフィードバックして改善につなげることで、品質を向上させ、持続的な成長を目指しています。
さらに、社内に板金、変圧器やハーネス、プリント基板などの部品工場を持つことにより総合的な品質力を発揮できる強みを持っています。部品の品質管理を内部で行うことで、製品全体の品質を高める取り組みを行っています。
三社電機グループ 品質方針
当社グループは経営理念の第一に掲げる「常に社会の求める製品の創造につとめ、よりよい品質によって社会の発展に貢献する」ことを念頭に、顧客満足を実現するものづくりに取り組む。
- 法令遵守
関係法令や社会規範を遵守する。 - 顧客満足の実現
顧客満足を最優先とし、蓄積した高い技術力で社会の要求に応え、お客様の価値向上に努める。 - 品質体制
商品企画、開発から受注、設計、製造、アフターサービスまで一貫した体制で品質をつくり込み、お客様に安心を届ける。 - 全社的品質向上の活動
業務改善活動や人材育成と当社独自の小集団活動であるS-PS活動により、全社一丸となって品質向上に取組む。 - 品質マネジメントシステムの継続的な改善
社会環境や経営環境に適応する品質マネジメントシステムを確立し、継続的な改善を図る。
2016年3月 制定
2023年4月 改訂
品質マネジメントシステムの構築と運用
岡山工場(半導体)は1996年に、滋賀工場(電源機器)は1994年にそれぞれISO9001の認証を取得し、総合的な品質管理体制を構築するとともに、継続的な品質改善に取り組んでいます。
品質保証体系図
QCサークル活動
当社では、1970年から「SanRex Producer System(略称S-PS活動)」と呼ばれるQCサークル活動を実施しています。S-PS活動は、QCサークル活動を基にしており、会社組織の方針を取り込んでいます。この活動を通じて、社員の問題認識・解決や改善手法の実践と習得を促し、業務遂行能力の向上を図り、さらには次期リーダーの育成を行っています。また、働きがいのある明るい職場づくりにも貢献することを目的としています。
製品の品質を支える設備
信頼と満足をお客様にお届けするため、当社では様々な設備を導入し、製品の安全性の維持と品質の向上に取り組んでいます。
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電波暗室・シールドルーム
電源製品は周辺機器に電磁波の影響を及ぼさないよう、製品から発生する電磁波を抑えることが必要です。当社では電波暗室やシールドルームでIEC規格等に則り、製品が他の電気機器に影響を与えないかなどの電磁波測定を実施しています。
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環境試験室
低温や高温、高湿に対する製品の耐性を確認するための環境性試験を実施しています。
大型の試験室(写真)は滋賀工場に設置しており、小型のものは本社や岡山工場に複数設置しています。 -
ソフトウェア検証装置(Typhoon HIL) interview
ソフトウェアの検証の際、以前はハードウェアを組み立てる必要がありましたが、このような検証装置を導入することで、ハードウェアを組み立てずにソフトウェアの検証を行うことができます。
これによりソフトウェア開発の効率化および品質向上を行っています。 -
振動試験装置
輸送時等の振動に耐えられるか等、JIS規格に則り垂直方向と水平方向の試験を実施しています。
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落下試験装置
落下の衝撃があっても製品が壊れないか、JIS規格に則り試験を実施しています。