事業について Business
三社電機グループは、1933年の創業以来、技術革新を通じて社会の発展に貢献してきました。映写機用整流器やトライアックの開発からスタートし、1983年以降は海外展開を進め、グローバルに成長を続けています。現在は、再生可能エネルギーや半導体技術に力を入れ、持続可能な未来の実現を目指しています。当社のパワー半導体技術や高効率の電力変換技術は、エネルギー損失を抑え、環境に配慮した製品を通じてエネルギー消費の削減に貢献しています。また、技術革新に加え、地域社会への貢献や環境保護活動にも積極的に取り組んでいます。今後も、信頼性の高い製品を提供しながら、持続可能で豊かな未来づくりに貢献してまいります。
パワー半導体事業
当社が開発・製造している半導体は、メモリーやマイコンなどの集積回路半導体ではなく、大きな電流や電圧の直流・交流の交換、電流電圧の制御など、さまざまな電源装置に使用されるパワー半導体であり、電力変換の高効率化や省エネに不可欠なデバイスです。
電源機器事業
電気のカタチを自在に操り、効率よく変換する技術を活かし、環境・エネルギー分野、インフラ・設備機器分野、エンターテインメント関連分野を支える多種多様な電源を開発・製造しています。パワー半導体を用い、大電力から小電力まで多様な場面で安定した電力を効率よく供給します。
事業別売上高構成比率
私たちの強み
-
高効率電力変換技術
直流から交流、交流から直流。電気の形を自在に変換する技術。このパワーエレクトロニクスの基礎技術を応用し、様々な分野で製品を展開しています。高効率化を追求し、損失電力を低く抑え、また、小型化や高速・高精度の制御を実現する電力変換技術や通信とシステム技術を取り入れることで、さらなる技術革新に取り組み業界をリードしています。
-
電源機器とパワー半導体の融合
創業から作り続けている電源機器と、その根幹となるパワー半導体を生産することにより、製品全体に関する深い知識と経験が蓄積され、それにより技術力が向上することで革新的な製品の開発を加速し、市場での優位性を保っています。
-
一貫生産
電源機器においては、ケースから中の変圧まで、パワー半導体においては、チップを作る前工程からパッケージングまで自社で生産しています。一貫生産を行うことで、品質の強化や技術力向上、コスト削減など多くのメリットが得られ、競争力のある製品を提供することが可能となります。
「脱炭素社会の実現」への取り組み
日本政府は、2030年度までに温室効果ガスを46%削減し、さらに50%削減に向けて取り組むことを表明しました。特に再生可能エネルギーの導入が重要であり、太陽光や風力、バイオマスなどのエネルギー源を増やすことが求められています。また、グリーン成長戦略では、次世代再生可能エネルギーだけでなく、蓄電池産業や半導体産業などの関連分野にも具体的な取り組み目標が設定されています。当社は、電源技術を活用して脱炭素社会の実現に貢献するため、太陽光発電システム用パワーコンディショナーや蓄電システム用・燃料電池用パワーコンディショナーなどの電源機器の開発を行っています。また、高電圧・大電流パワー半導体や高効率次世代化合物半導体モジュールなどのコアデバイスも自社で生産し、最先端の技術を提供しています。当社グループは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、技術力を活かし新しい技術や製品を提供していくことを目指しています。
パワーエレクトロニクス技術を駆使したエネルギーソリューション
社会を支える三社電機グループの製品
パワー半導体
電力の制御や供給を行うパワー半導体は、産業用電源を支えています。
-
サイリスタ/
ダイオード/SiC製造設備
-
サイリスタ/
ダイオード溶接機
-
ダイオード
業務用エアコン・
エレベーター -
ダイオード
太陽光発電
-
ダイオード
電鉄用補助電源
-
トライアック
白物家電
電源機器
小容量から大容量。標準品からカスタム対応まで。幅広い製品の開発・生産を行っています。
-
蓄電池パワーコンディショナー/
水電解新エネルギーの
電力変換 -
評価用電源
パワーコンディショナーの評価
-
表面処理用電源
スマホや自動車の
めっき工程 -
溶接機
自動車・船舶の
溶接工程 -
無停電電源装置(UPS)
ETCや生産設備
-
電力調整器
工場の各種炉
-
銅箔生成用電源
リチウムイオン電池の
生産工程 -
光源用電源
映画館/スタジオ/
ホール -
燃料電池パワコン
燃料電池の生産工程
-
オゾン殺菌用電源
上水・下水道施設
-
プラズマ灰溶融
電源ゴミ処理場
-
小型電源
ATM/医療機器