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2018/04/23

電機工業技術功績者表彰にて優良賞・奨励賞を受賞

2018年4月12日に、一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)の2018年度(第67回)電機工業技術功績者表彰において、当社は優良賞と奨励賞を受賞しました。

同賞は、1952年(昭和27年)から、重電部門・家電部門・ものづくり部門の各分野において、新製品・新技術開発などによって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩発達に貢献した方々を表彰するものです。

今回の当社の受賞者と業績は以下のとおりです。

●重電部門 優良賞

『バーチャルパワープラント対応フルSiCモジュール適用蓄電システム』

受賞者

技術本部  鉛 博行 上野山 太郎 
電源機器本部 福井 宏樹

【開発技術の概要】

バーチャルパワープラントとは複数の小規模発電設備(PV等の再エネ、蓄電システム等)や電力需要制御システムをIT技術によって連動させ、あたかも一つの発電所のように制御し電力網の需要バランスを最適化するシステムです。

これまでの蓄電システムでは負荷設備の需要を考え、あらかじめ蓄電池の充放電をスケジュール化し装置にスケジュールを入力することにより、ピークカット、ピークシフトなどの動作を行い電力の平準化を行うのが現状であり、その他の機器と連動し需要バランスを最適化するものではありませんでした。

今回開発した装置は、スマートメーターによって得られた受電点電力より、ピークカット運転を行うことが可能となります。また需要電力量を記録することにより、今後の需要予測値を演算するアルゴリズムを搭載しており、需要予測値とシステム稼働状態は上位サーバーにイーサーネット経由で送信することが可能です。上位サーバーはこれらのデータを利用し需要バランスを最適化させる電力値を算出・指示することで電力網の需要バランスを最適化します。

今回開発した装置の特長は以下の通りです。

(1) スマートメーターで得られた受電点電力を記録、解析アルゴリズムを動作させることにより需要予測値を算出することができ、イーサーネット経由で需要予測値、需要電力量、蓄電システムの稼働状態のデータ送信することが可能。

(2) スマートメーターより需要電力量を計測し、ピークカット運転が可能であるため専用のPT、CTが不要。

(3) 蓄電池を有効に使用するためにフルSiCFETモジュールを用いた高効率PCS(商用変圧器内蔵型で変換効率98%)を採用している。

以上の要素を用いて、バーチャルパワープラントに対応可能な高効率な電源装置を開発しました。

【表彰に際するコメント】

電力網の需要バランスの最適化を可能にするバーチャルパワープラントに対応可能の高効率な蓄電装置システムは、電力自由化後、電力網の安定化に最重要なものであり、今後の普及拡大に期待します。

 

●重電部門 奨励賞

『高精度ガス流量コントロール機能付きプラズマ溶接用電源の開発』

受賞者

技術本部  佐生 浩士 池尻 裕司

【開発技術の概要】

プラズマアーク溶接は、アークをノズルによる熱的ピンチ効果を利用して細く絞ったプラズマアークを熱源とする溶接であり、エネルギー密度が他の溶接法と比較してきわめて高く、その特性により、溶接速度を上げ、ビード幅が狭く溶け込みが深い溶接を行う事が可能であり、生産性を向上させながらも、母材への熱影響を少なくし、熱変形や歪みを減少する等の長所があり、薄板の高速溶接や外観含め高品質溶接が必要とされる箇所の溶接で使用されています。特に自動車、二輪業界では、燃費向上を目的とした車体の軽量化に伴い薄板の溶接箇所も増加しており、このような背景からプラズマ溶接に対する需要が益々高まっています。

プラズマ溶接では、溶接速度を上げて、作業性を改善する為に安定したプラズマアークを出力し続けることが要求されます。

今回開発したプラズマ溶接用電源は、プラズマアークの特性を決めている要素の一つであるプラズマガス流量のコントロール機能を搭載することで、出力電流に対して0.1secごとに0.01L/分の分解能で高精度にプラズマガス流量をリアルタイムで調整、プラズマアークと溶融プールの形状のコントロールを実現、溶接品質の向上に貢献することができました。

また、プラズマ溶接システムは電源本体、プラズマトーチ冷却水ユニット、パイロット電源ユニットで構成され、設置の際は水配管を行うなど、システムの設置に時間がかかることに対し、これらのユニットを一体化することで、システムの設置が容易となるデザインとしました。

その他、USBメモリによる内部溶接条件の一括設定機能などを搭載し、ユーザービリティの向上を図りました。

                                     以上

今後も、さらなる技術の発展に磨きをかけ、お客様の利益に貢献できる優れた製品・サービスを提供してまいります。


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