PEOPLE - 人を知る

PEOPLE NO.01
経験を重ね、
理想のパワエレ技術者を目指す

2014年度入社 K.Yさん

 
Q 現在、どんなお仕事をしていますか?
A

パワーコンディショナーの評価試験装置の開発

太陽電池や燃料電池など再生可能エネルギーを利用した発電システムから電力を効率良く取り出し、負荷や電力系統に効率良く電力を供給するにはパワーコンディショナー(以下、パワコン)と呼ばれる装置が使用されています。当社では、パワコンはもちろん、パワコンが電力系統と連携したときの性能を評価するための試験装置も開発しており、私はその試験装置の開発を担当しています。
例えば、新しい製品に合わせて基板を回路設計したときの仕事内容を紹介します。まずは回路構成の検討、部品の選定、部品定数の計算などを行います。次に、図面(書類)を作成し、工場に基板の製作を依頼します。基板が組み上がると設計通りに動作するかオシロスコープなどの測定機器を用いて基板単体での評価を行います。問題が無ければ装置本体と組み合わせて評価を行い、それもクリアすると設計した基板が運用されていきます。
自分で検討したことが形となり、製品となって社会で利用されていきますので、仕事にはやりがいがあります。
Q だからこの仕事が好き!一番嬉しかったエピソードは?
A

自分が設計したプログラム通りに製品が動いたこと

入社1年目に任された仕事は、燃料電池用パワコンの動作停止シーケンスに関するプログラムの作製でした。学校の授業でC言語を学んだことはありますが、内容は忘れていましたし、どちらかといえばプログラムに対して苦手意識がありました。わからないことは上司に質問したり、C言語の参考書を買ってきて、その参考書を読みながらプログラムを書いたりして仕事を進めていきました。
プログラムが一通り出来上がると基板にプログラムを書き込み、設計通りにプログラムが走るか確認を行います。例えば、パワコンを運転させるときは運転許可信号が出力されるはずなのでオシロスコープで波形を確認したりします。基板単体で評価が終わると、次はパワコンに搭載されている基板にも同じプログラムを書いて動作を確かめます。プログラムを間違えていて思い通りに基板が動かないこともありましたが、問題を解決していくたびに自分の成長を感じることができました。
実際にパワコンが動作したときは、自分で書いたプログラムによって動いていることに感動しましたし、次回はより高度な内容に挑戦したいと思いました。
Q ズバリ!私がこの会社を選んだ理由は?
A

若手のうちから技術的な仕事に挑戦させてもらえるところ

学生時代からパワーエレクトロニクス(以下、パワエレ)を専攻しており、パワエレの技術を得意としている当社のことは知っていました。また、学会の運営で当社の若手社員と交流する機会があり、そのときに聞いた仕事内容や当社の雰囲気から、自分にマッチしていると感じたのが決め手でした。実際に若手でも技術的に面白みのある仕事に挑戦させてもらえます。ハードウェアもソフトウェアも両方扱う機会があり、パワエレ技術者として成長するには良い職場だと感じています。
Q 現在の目標は何?
A

自ら波形制御の設計もできるよう、制御工学などを勉強中。

パワコン試験装置の制御基板の設計を担当しましたが、波形制御に関する重要部分の設計は上司が担当しました。そのため、今後は波形制御に関する設計も自分で行えるようになりたいです。そのためにも現在は制御工学など、関連する技術を勉強中です。
Q 先輩からの就職活動をしている学生にアドバイス!
A

質問をするなど積極的な行動が大切!

就職がゴールではなく、就職してからがスタートなので企業選びは重要です。まずは、自分は何を仕事にしていきたいか、社会でどう活躍したいか、じっくりと検討して下さい。次に、その目標を実現するにはどのような企業が良いか、説明会を聞くだけでなく質問するなどして積極的に動いてみて下さい。社内の雰囲気など、ホームページや企業パンフレットで調べることができない情報に関しては、説明会で自ら質問することが大切です。

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