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2019年2月27日
逆流防止ダイオードモジュール(3000V耐圧)を受注開始
当社はこのほど、1500Vストリング対応太陽光発電システムに「逆流防止ダイオード」として採用可能な3000V耐圧素子入りダイオードモジュールを開発いたしました。3月より受注を開始いたします。
【発売の狙い】
太陽光発電システムは、「発電効率の向上」「設備コストの低減」を目的として、太陽光モジュールのストリング電圧(太陽光パネルを直列に接続した1ユニットの電圧)はDC750VからDC1000Vへと年々高くなる傾向にあります。当社は、2013年よりDC1000Vストリング発電システムに採用可能な2000Vの耐圧を持つダイオードモジュールDKA40AA220を他社に先駆けてリリースし、多くのお客様からご支持を得ております。
近年、太陽光発電システムは北米を中心とした地域で、さらに高圧の1500V仕様のシステムが主流となっており、それが国内のメガソーラ市場にも導入されつつあります。当社は、今回国内メーカーで初めてDC1500Vストリング用逆流防止ダイオードとしての採用条件※を満たす超高耐圧3000Vかつ低損失な逆流防止ダイオードモジュールを開発いたしました。
当社は、今後も逆流防止ダイオードモジュールのトップメーカーとして再生可能エネルギー市場に貢献してまいります。
※JIS C 0364-7-712:2008において逆流防止ダイオードに必要な逆耐圧はストリング電圧の2倍を規定。
【製品の概要】
製品名 | 型式 | 構成 | 耐電圧 | 電流容量 | 順電圧降下 | サイズ |
逆流防止ダイオードモジュール | DKA40BA300 | ダイオード 2in1 | DC3000V | 20A | 0.94V (Typ.) | 28.4×95.3×39.0 mm |
太陽光発電システム用接続箱【主な用途】【新製品の特長】
1. ダイオードチップは、独自の高耐圧保持構造と拡散技術の融合で3000V超高耐圧と低損失(低VF)を実現。
2. 3000V超高耐圧モジュールに要求される「空間距離」「沿面距離」「絶縁耐圧」を新開発パッケージで確保。さらに、高放熱(低熱抵抗)を実現。
蓄電設備など直流ラインの逆流防止
【環境への配慮】
本製品はRoHS※指令(2011/65/EU)に準拠しています。
※ Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment.
【今後の展望】
当社が得意とする中容量ダイオード/サイリスタモジュールを中心に、今回開発した高放熱・高耐量技術を順次展開し、電力用半導体モジュールのラインナップを拡充することで、各種電源装置の高信頼性・高効率化、および小型・低コスト化に貢献してまいります。
※本プレスリリースに記載されている内容は発表時点の情報です。予告なしに内容が変更となる場合もあります。あらかじめご了承ください。